SDGs運動から誕生した環境に優しい業務用食品容器

SDGsという言葉をご存じでしょうか。2010年に先進七か国と国連が共同で声明を発表した目標で、今では各国の経済・社会活動の基盤を担うまでになりました。日本でも大手企業が積極的に運動を開始しており、持続可能な開発目標を達成しようとされています。その運動で特に重点を置かれているのが、環境保全です。

1890年にイギリスで起こった産業革命以来、少しずつ地球の大気汚染・森林の減少は進んできました。それらの影響で温暖化現象も顕著となり、今後は産業革命前の環境に戻すことがわれわれに与えられた課題です。飲食店でテイクアウトをする際、以前は紙製の弁当箱になった業務用食品容器を無料で配布されてきました。この箱を作るためには年間で約200万トン以上もの木材を必要としていたわけです。

いわゆる山林伐採をおこなって手に入れてたわけですが、SDGsが掲げられるようになると新しい業務用食品容器の開発が進みました。ここで新しい業務用食品容器の概要について見ていくと、トウモロコシの葉を活用した有機物質となります。バイオマス技術を活用していて、フィンランドの大学で生み出されました。トウモロコシの葉を溶剤で一度繊維状になるまで溶かし、そのあとでシリコンを混ぜて成型をします。

今までの紙製のボックスと同等の強度・保温性も持ち合わせているのが特徴です。そしてゴミになったときは焼却処分もでき、ポイ捨てをしても自然と土に吸収されます。

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